あれから11年

11日、東日本大震災から11年を迎えました。あの日も金曜日でした。何人かのスタッフとともに病院に泊まり込みました。エレベーターが止まり、入院患者さんの食事をリレー方式で運んだりしました。

当院は幸いに大きな被害はありませんでしたが、多くの方が命をなくされました。津波に町や人が飲み込まれる映像が現実とは思えませんでした。

原発被害でさらに被害は大きく複雑化し、現在も影響は残っています。その時自衛隊に救助された少年が何年か後に自衛官になったというニュースもありました。

ウクライナにロシアが侵攻して2週間が過ぎました。民間人にも大きな被害が出ています。小児病院も爆撃されたり、とても悲惨な状況です。第三次世界大戦に発展しないといいのですが。人類は進化しないものだなあとつくづく思ったりしています。77年前の3月10日、東京大空襲で一晩で10万人ものかたが命を落とされました。

一人一人がよく考えてできることをしていくしかありません。考えさせられます。

昨年9月末で緊急事態宣言は解除されましたが、精神科病院は一度院内にウイルスが入り込むと大変でして、外出面会等には引き続き慎重な対応を続けています。ご理解ご協力をお願いいたします。

コロナで在宅勤務が増えるとオンオフの切り替えが難しく、ストレスを上手に発散するのが難しいところもあると思います。こういう時こそ、目の前のことにしっかり向き合う、大事なことに気持ちを向けるようにしたいものです。声を掛け合い励ましあって、今を精一杯生きましょう。

コロナの感染者を減らすのには、我々一人一人が、できることをやっていくことが大事です。頻回の手洗い、手指消毒、外出時のマスク着用、三密を避け、体調管理をこころがけることです。

医療体制のひっ迫を避けるためには不要不急の外出を控えるのが大切です。コロナで亡くなるかた、コロナ以外の病気で亡くなるかた、事故で亡くなるかた、将来的経済的な不安で自殺で亡くなるかた等々、さまざまです。医療には限界がある、医療資源は限られている、人間の命には限りがある、など当たり前のことを改めて考えさせられる機会になっているとも言えます。神様が人類に与えた試練といえます。周囲への思いやりの気持ちをもって心を穏やかに自分のできることに集中したいですね。

コロナの自粛生活は長引きそうです。これまでとは違った新しい生活様式、価値観を身につけていく必要があるように思います。

目の前のできることに集中して、日々過ごしていきたいですね。人間いつかは病気か事故かで亡くなるものです。神のみぞ知るということです。今を精一杯生きたいものです。

精神科病院もなかなか厳しい時代を迎えています。高齢者だけでなくさまざまな病態のかたが増えてきています。利用者のかたの悩みにしっかりと寄り添う医療、看護、支援を展開していく必要があると思っています。

当院は、これからもより安全な治療環境の提供に職員一同努力して参ります。地域のかたがたのさまざまな困りごとに相談に乗れる、頼りになる病院を目指していきたいと思っています。

今日もお会いするかた一人一人に笑顔で気持ちよく挨拶して一日を過ごしたいと思います。

令和4年3月11日