「 今を精一杯生きる 」

コロナ感染症が相変わらず猛威を振るっています。
国と東京都から病院、診療所にさらなる協力依頼が来ました。
どこの病院もどこのクリニックも、医療従事者はもうへとへとだと思います。
高齢者のワクチン接種は進んで、死亡率は下がっています。
40代50代、もっと若い世代で重症者も出ています。
入院できず在宅のまま息を引き取られるかたもあるようです。

PCR検査や抗原検査である程度スクリーニングができるのはメリットですが、検査検査で時間もエネルギーも取られてしまう面もあるように思います。
人工呼吸器やエクモがなければ、転院治療に際してDNARを確認する必要もないのですが、それを説明する医療従事者も説明される患者家族も大変なストレスです。

こういう時こそ、目の前のことにしっかり向き合う、大事なことに気持ちを向けるようにしたいものです。
声を掛け合い励ましあって、今を精一杯生きましょう。

コロナの感染者を減らすのには、我々一人一人が、できることをやっていくことが大事です。
頻回の手洗い、手指消毒、外出時のマスク着用、三密を避け、体調管理をこころがけることです。

医療体制のひっ迫を避けるためには不要不急の外出を控えるのが大切です。
コロナで亡くなるかた、コロナ以外の病気で亡くなるかた、事故で亡くなるかた、将来的経済的な不安で自殺で亡くなるかた等々、さまざまです。
医療には限界がある、医療資源は限られている、人間の命には限りがある、など当たり前のことを改めて考えさせられる機会になっているとも言えます。
神様が人類に与えた試練といえます。
周囲への思いやりの気持ちをもって心を穏やかに自分のできることに集中したいですね。

コロナの自粛生活は長引きそうです。
これまでとは違った新しい生活様式、価値観を身につけていく必要があるように思います。

目の前のできることに集中して、日々過ごしていきたいですね。
人間いつかは病気か事故かで亡くなるものです。
神のみぞ知るということです。
今を精一杯生きたいものです。

精神科病院もなかなか厳しい時代を迎えています。
高齢者だけでなくさまざまな病態のかたが増えてきています。
利用者のかたの悩みにしっかりと寄り添う医療、看護、支援を展開していく必要があると思っています。

当院は、これからもより安全な治療環境の提供に職員一同努力して参ります。
地域のかたがたのさまざまな困りごとに相談に乗れる、頼りになる病院を目指していきたいと思っています。

今日もお会いするかた一人一人に笑顔で気持ちよく挨拶して一日を過ごしたいと思います。

令和3年8月25日
井之頭病院

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA