「 引きこもり 」

0001引きこもりに関する話題、ニュースが注目を集めています。
80代の高齢者のかたの支援に入ったところ50代の引きこもりのお子さんが同居していたことが発覚するというような家庭の抱える問題を「8050問題」とも言うようです。
引きこもりには、精神疾患の統合失調症や強迫性障害が関与していることもありますが、引きこもりに至る過程、事情はとても個別性が高いように思います。
高齢化社会、インターネットの発達した情報化社会、競争の激しい社会、核家族化、自己の権利を主張するような風潮、価値観や家族、地域のありようの時代による変化などさまざまな要因が複雑に関与していると思います。
周囲のたくさんのかたのおかげで自分は生かされていると感じられるようになる、感謝のこころを持てるようになるとずいぶん違うのかもしれません。
本人が自分の悩みについて周囲のかたや専門家に相談できるとよいのですが、ご家族も家族だけで抱え込まずに相談できるようになること、孤立しないことが大事だと思います。孤立しない、孤立させないというキーワードは、自殺予防でも、統合失調症でも、認知症でも、引きこもりでもとても大切です。
そのような方向に社会が少しずつでも変わっていくことを願ってやみません。

精神科病院もなかなか厳しい時代を迎えています。
高齢者だけでなくさまざまな病態のかたが増えてきています。
利用者のかたの悩みにしっかりと寄り添う医療、看護、支援を展開していく必要があると思っています。

当院は、これからもより安全な治療環境の提供に職員一同努力して参ります。
地域のかたがたのさまざまな困りごとに相談に乗れる、頼りになる病院を目指していきたいと思っています。

今日もお会いするかた一人一人に笑顔で気持ちよく挨拶して一日を過ごしたいと思います。

< 令和元年6月10日 >

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